二学期に入り、はやくもひと月がたちました。四月からはじまった新年度から、ちょうど半分が過ぎました。
この時期になると、子どもたちとの楽しいクラスも、なんと半分が終わってしまった!
と、焦りや寂しさなどが出てきます。
でも、考えてみれば「何を今さら」ですよね。
四月。新しいクラスの新しい仲間たちが集まります。毎日みんなで仲良く、楽しく過ごす時間は、当たり前ですが、最初からもう、カウントダウンがはじまっています。
一日、一日、みんなで過ごせる日は減っていくのです。半分になって、まるではじめて気づいたかのように焦るのは、話がちがいます。
ですから、新年度にはいつも、私は先生たちに言います。
「今日から、このクラスで過ごせる日々は、毎日減っていきます。どうでもいい日なんて一日もありません。今日しかない、今しかないと思って、一瞬一瞬を大切に、全力で子どもたちに向きあって過ごしましょう!」
一瞬一瞬に心をこめて、大切にする。
今日しかないとしっかり理解して、心をまっすぐに頑張る。
これは仏教の基本的な教えでもあります。
そして、幼児教育や子育てにおいては、この「一瞬一瞬」がとても大切になってきますが、それはまた別の機会に記したいと思います。
かけがえのない大切な一日を、今日もともに頑張りましょう。