花まつり

4月8日はお釈迦様の誕生日です。

幼稚園では一カ月後の5月9日に、ののさま(仏様のこと。子どもたちは親しみをこめて「ののさま」とお呼びします。)のお誕生をお祝いする「花まつり」を行います。

お釈迦さまがお生まれになったルンビニーの花園にちなみ、白象に乗られた誕生仏のまわりにお花を飾り、お祝いをします。

子どもたちがご家庭から一輪のお花を大切に持ってきてくれます。みんなが持ち寄った、たくさんのお花でお飾りします。

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誕生されたお釈迦様は、すぐに七歩歩いて右手をあげて天を指し左手は地を指して、「天上天下唯我独尊 三界皆苦我当度之」と称えられたと伝えられています。

幼稚園では「みんなのいのち、私のいのち、尊いいのち。私たち人間だけではなく、花も木も鳥も虫も、生きているものみんな尊いいのちをいただいた仲間。みんなで大切にいたしましょう。」とののさまの教えを伝えています。

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真剣なまなざしで降誕会の絵を見つめる慈光っ子

天にはさらさらと甘い雨を降り注ぎ、お釈迦様の体を清められたと伝えられていることから、甘茶をかけて祝福します。

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「ののさま、おめでとう~。」
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年少さんも、「ののさま、はじめまして^^」
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お友達とふたりで心をこめて「上手にかけられるかな…」

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手を合わせてお祈りします。 「ののさま、いつもありがとうございます*」

クラスでは、仏さまの大切な教えについてのお話をしました。

「ののさまは、お寺だけにいるとみんなは思っているけど、そうではないんですよ。ののさまは、実は、いつもみんなのそばにいて、みんなのことを守って、応援してくれています。いろいろな人のすがたになることもあります。おとうさんやおかあさんに力をかしてくれることもあります。みんな、ひとりじゃないんだよ。いつもそばにののさまがいるからね。」

そしてみんなで甘茶を美味しくいただきました♪

花まつりの今日は、子どもたちに「目に見えないもの」にも感謝をする心も伝わったのではないかと思われます。

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